2012年5月19日

RAD Studio roadmap 2012 Q2版

RAD Studio XE2のリリース以来長らく放置状態だったロードマップがRADプロダクトマネージメントディレクタのJohn Ray Thomasさんによって更新されています。

C++向けRAD IDEで、近い将来64-bit、C++11、ARM、iOS、Androidをサポート!
Coming soon to a RAD IDE near you, the future of C++ - 64bit, C++11, ARM, iOS and Android

てきとうな要約:
  • 主要な目標はWindows x64対応、C++11対応、ARM(iOSおよびAndroid)対応で、多くの機能は2012年H2に、そのほかについても2013年H1にかけてのリリースを予定している。
  • C++の新しいコンパイラのターゲットプラットフォームはWindows x64、iOS(ARM)、Android(ARM)。Windows x64では当然VCLとFireMonkeyの両方をサポートする。
  • C++ツールチェーンは新しいプラットフォームのサポートを予定しており、まずはARMプロセッサのシェアドコードベースでのネイティブ開発(iOS、Android)について作業している。新しいコンパイラはネイティブなARM v7バイナリを生成する。FireMonkeyもC++によるiOS/Androidプラットフォームへの対応(GPS、カメラ、加速度などのセンサを含む)のため更新される。
  • 新しいC++コンパイラはC++11およびC99標準とBoostやACEなどの重要なライブラリの最新版に対応する。
  • このロードマップは現時点のもので(以下略)といういつものお約束。現在はBeta 1で、まもなくBeta 2フェーズに入る予定。現在の計画ではC++11、Windows x64、iOSは2012年の後半、Androidは2013年の前半を予定している。


またC++Builderを含む製品とメンテナンス契約でプレビュープログラムに参加できるというキャンペーンも始まったようです(メンテナンス契約なのでXE3も自動的に含まれる)。2012/04/20から2012/06/29が対象期間のようです。

Michael Swindell » Avalanche of C++ news - C++11, Win 64-bit, iOS and Android
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2012/05/22追記: 日本語版のリンクを追加しました。

2012/05/30追記: キャンペーン(C++Builder XE2 Future Ticket版)の件が日本でも発表されています。

エンバカデロ、64-bit、iOS、AndroidをサポートするC++Builderの将来バージョンへのパスを提供 | Press Releases
C++Builder XE2を将来バージョンへのチケットと一緒に購入すれば20% OFF

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